人が喜んで働くようになる3つめの条件
「人は、『祭り』があると働く」
人が喜んで働くようになる3つめの条件を話します。
「人は、『祭り』があると働く」。
人ってね、「お祭り」が大好きなんです。
例えば、昔のお百姓さんって、毎日、畑を耕したり、稲を植えたり、刈ったりしていたじやない。
あれって、大変な作業だし、単純な作業だし、よく朝から晩までせっせ、せっせと働けたよな・・・って思うよね。
でもね、お百姓さんには、大きな楽しみがあったの。
それが「祭り」なんだよ。
1年のうち、作業のあいまに「春祭り」があったり、「夏祭り」があったりするから、それを励みにしてがんばっていられるんです。
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だいたい、普通に生きてると、「祭り」って少ないものだよな。
普通の人の「祭り」っていうのは、まず生まれたとき。
周りのみんなが「誕生おめでとう!」ってお祝いしてくれるよね。
それから、七五三、成人式、結婚式、そして最後に「葬式」。
生まれたときの「祭り」は、赤ちやんだから記憶がないよな(笑)
あと死んだ後の「葬式」も、死んじやってるから、わからない(笑)
そうなると、七五三と成人式と結婚式ぐらいでしょ「祭り」って。
こんなに楽しみが少なかったら、がんばれないよね。
この「祭り」を増やすんだよ、自分たちで。
だから「まるかん」ではパーティをたくさんやるんですよ。
あれは「祭り」と一緒なんです。
普段、一生懸命働いてきた人の「ごほうび」なんですよ。
ちなみに「まるかん勉強会」も、こんどから「まるかん祭り」って名前を変えました。
この方が、みんなの楽しみがぐっと増すでしょ?
「勉強」っていう言葉もね、あれもダメなんです。
「勉強」って聞くと、人は「あーあ、勉強か…」って、どこかでどっとテンションが下がるんです。
だから「勉強会」のことを「祭り」って言うと、急にパーッとテンションがあがる。
勉強するときも、教える人が、「はい、いまから勉強をしましょう」っていうからダメなんだよね。ところが、「はい、クイズです!」って言うと、人って急に真剣に聞くんだよ。
それで、答えが当たったら「すごいねえ!」「頭いいんですね!」ってうんとほめてあげる。
人は賞賛されるのが、何よりの、ごほうびなんですよ。
そうすると、次も、ものすごい夢中になってクイズを解こうとするんです。
人って、そういうものなんです。
言葉ひとつで、やる気がパッと上がったり、「あーあ…」ってやる気が下がったりする。
それが「言霊の魔法」なんです。
だから、うちの会社が元気なのは、まず、いろんな「ゲーム」があるよね。
それから、「みんなで欲しいもの買おうよ」「ヴィトンのバッグー個でも手に入れようよ」って「買いやすい雰囲気」もあるよね(笑)それから「パーティ」という「祭り」がある。
楽しいことがいっぱいあるから、働くことが楽しいの。
それを、世の中の大半の人は、「仕事は、やらなきやいけないものだ」っていう気持ちでやってるから、苦しんだよね。
しょせん、「人間の本能」からはずれているから、やる気が長続きしないんです。
「ゲーム」や「祭り」は楽しくやるもの
それを「やらなきやいけない」に勝手に変えちやダメだよ
さて、ここで、非常に大事なことを言いたいと思います。
「まるかん」ではこうやって、楽しい「ゲーム」や「祭り」をやっているわけなんだけど…
オレと接してる社長たちはそうなんだけど、社長が主任に伝えるとき、主任から特約店に伝えるときに、「仕事なんだから、がんばらなきやいけない」って、言葉を変えちゃう人がいるんです。
「楽しいゲームをみんなでやろうよ」とか、「楽しい祭りにみんなで行こう」じゃなくて、
『仕事だから、がんばんなさい」、「一生懸命やるのが、あたりまえでしょ」になっちゃう人がいるんだよ。
それで、やらない人を責めるんだよね。
でもね、改めて言うけど…、人は「仕事は、やりたくない」って生まれついているんですよ。
うちの社長たちは、いま、あんなにバリバリ仕事するけど、オレのところに来る前に、そんなにがんばってたかっていうと、がんばってないんです(笑) わかるかな?
社長たちだって、ひとりさんに逢う前は、適当に仕事をやっていたんですよ。
ひとりさんに逢ってから、「ひとりさんマジック」にかかっちゃったんです。
「ひとりさんマジックのタネは何ですか?」っていうと、「仕事 をゲームのようにしてあげる」
それから「欲しいものをどんどん買いなって言う」。
それから「お祭りが多い」っていうこと。
ひとりさんのところに来ると、その3つが十分に味わえるんです。
そして最後にあとひとつ、すごく大切な「条件」があるんです。
人が喜んで働くようになる、4つめの条件ですね。
それは最後に話しますから、楽しみにしていてくださいね。
「最後の条件の話」に行く前に、ひとりさんから、ちょっと言っておきたいことがあるんです。
「ゲーム」っていうのは、自分から進んで、自ら参加するものだよね。だから、ランキングで、一番最後の順位になった人でも、みんなで「よくやったね!」「がんぱったね!」って、拍手しなきやダメなんです。
一番最後の順位になった人が、誰かから怒られちゃダメなんです。
なぜかっていうと、「ゲーム」だから。トップになった人も、最下位になった人も、等しくみんな一生懸命やったんです。
一番トップだけがほめられて、一番下が怒られるんなら、それは「ノルマ」なんです。
「ノルマ」になったら、仕事がイヤになってあたりまえなんだよ。
イヤなことを無理やりさせているから、だんだんだんだん、人がしおれてくるんです。
だからオレとしては、「ゲーム」に参加したすべての人、一番最下位の人にも、拍手を贈ってあげたいんです。
ところが、「まるかん祭り」では、舞台で表彰できる人数が限られています。
そこで、ひとりさんからの「お願い」です。
一番下の順位の人まで、参加した人、すべてに拍手を贈るのは、地方の個別のところでやってほしいんです。
各お店や各隊で、それを率先してやってほしいんです。
地方っていうのは、「東京に送り込むためのゲーム」じゃないんだよ。
江戸川の舞台まで行けなかった人を、最後まで拍手してほめてあげるところなんだよ。
それをやっていると、みんなも拍手されてほめられるから、どんどん楽しくなってきて…、「またやろう!」っていう気になるんだよ。
最後の一人まで拍手して、最後の一人までバンザイして、それで初めて「ゲーム」なんだよ。
これは、「マラソン」と同じなの。
マラソンって、最後の一人がヨレヨレになってゴールに入ってくると、みんなでワーッと拍手するでしょ?
そういうときって、一位の人より拍手が多かったりするんだよね。
「まるかん」の「ゲーム」も、ああじゃなきやダメなんだよ。
みんなに拍手してもらうとうれしいもんなんだ。
だって、共にがんばったんだもん。
順位は下かもしれないけれど、その人なりに精一杯やったんだよな。
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それをわかってあげなきやダメなの。
その気持ちをわかってあげてると、だんだん、みんなの成績も勝手に良くなっていくんです。
うまくいってない人は、「ゲーム」が途中でおかしくなっているんだよ。
「ゲーム」の途中で「仕事」に戻っていたり、「ノルマ」になっていたり、東京に出ることを目標にさせて、人のお尻をたたいたりするんだよ。
そうすると、言われてる人は、苦しくなっちゃうんだよ。
「やらされてる」になってきちゃうんだよ。
大事なのは、自主的に「やりたい!」っていう気持ちなんだよ。わかるかい?
もし、まるかんの仕事をやってて、「おもしろくない」とか、「もう、やめたい・・・」っていう人がいたら、その上の誰かが「仕事」にしてたり、「ノルマ」にしてたりするんだよ。
「仕事だからがんばれ」って言うけれど…、何回も言ってきたけれど、人は仕事ではがんばれない生き物なの。
仕事って聞いたと同時に、「適当にやって、食ってけりやあいい」っていう気持ちになっちやうんだよ。
どうか、みんな、このことをわかってください。
では、最後の話、4つめの条件、いくからね。
人が喜んで働くようになる4つめの条件
「人は、『使命感』があると働く」
最後の条件が、実はいちばん強いんだよ。
「人は、『使命感』があると働く」。
キリストの弟子ってね、キリストのことを布教するために、夢中になって、いろんなところに行ったんだよ。
中には捕まって、「はりつけ」になった人もいる。
それでも布教に行くことをやめないんだよ。
なぜなら、彼らは「使命感」に燃えていたんだよね。
「この人の教えを広めたい!」「この人の教えで、人を救いたい!」
「この人に、自分を救ってくれた恩返しをしたい!」。
そういう「使命感」があると、たとえそれで死んだとしても、本人にとっては「名誉の死」なんだよな。
オレ、なにも「命捨てろ」って言ってるんじやないよ(笑)
でもね、「使命感」っていうのは、それほど強く人間を突き動かすんだよ。
人は何かに燃えて生きたい。
人は何か「使命感」を持って生きていきたい。
そういう生き物なんです。
そういうふうにインプットされて生まれてくるんです。
いま、「まるかん」には「ボランティア」で手伝ってくれている人がいっぱいいるよね。
そういう人が、「ひとりさん通信」をポスティングしてくれたり、自分の家に商品を無償で置いてくれたりしているんだよね。
中には「ひとりさん通信」の内容を読んで、「これを一人でも多くの人に知らせたい!」って、わざわざ自分で買って「ひとりさん通信」をたくさん配ってくれている人もいるんだよね。
まさに「使命感」でやってくれているんだよね。本当にありがたいよ。
みんなも、もし「ひとりさんに光をともしてもらった」っていう人がいたら、その光を、周りのみんなにわけてあげてください。
ろうそくで「キャンドルサービス」するみたいにね。
「キャンドルサーピス」って、いくらわけても、ろうそくの炎は減らないんですよ。
自分の光が半分になることはない。
ただ、自分の周りに「灯り」が増えていくだけです。
「まるかん」の全員が明るく光り輝いて、今度はあなたのともした光が増えて、世の中がどんどんどんどん明るくなっていく。
これって、すごくステキなことだよね。
ゾクゾクするほどの喜びかもしれない。
「まるかん」の仕事をしている人たちは、そういう気持ちで働いてくれていると思うけど、もう一度このことを思い出してください。
みんな「内なる使命感」に火をつけて、熱く燃えて生きような。
人がいちぱん、大きな幸せを感じる生き方が「使命感をまっとうする」ってことです。
ずいぶん長くなりましたが、今回の話は、以上です。
ありがとうございました。
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