最近、みんなに、「この言葉を言うといいよ」ってすすめている『魔法の言葉』があるんだよね。
それはね 「もっと自分を許します」という言葉なの。
いままでは「自分を許します」という言葉をすすめてきたよね。
でも「もっと自分を許します」の方が、さらに心の奥に入っていって、自分を深く癒してくれる言葉なんだよね。
この言葉を、1日に何度も、自分に言ってあげてください。
「自分の何を許すんですか?」とか、
「言っていると、どんな『いいこと』があるんですか?」とか、
細かいことは考えないでいいんだよ。
ただただこの言葉をくりかえし、くりかえし、自分に言っていく。
そうすると、ある時「ふわあ!」と感じたことのないような、何とも言えない幸福感があふれてくるんです。
それって、自分の心の「しばり」が取れた瞬間なんだよね。
人って、どんな人でも、多かれ少なかれ、自分のことが許せないの。
そのことに気が付かないフリをして、隠したまま生活しているんです。
その「自分を許せない」という気持ちは見えないけれど、あなたの心をギュっと縛っているんだよ。
例えば、「人からキツいことを言われても、言い返せない人」っているよね。
そういう人は親から、「人に何か言われたら、口答えしちやいけないよ」とか、
「なんでも相手の言うことを、ハイハイ … って聞いていればいいんだよ」って、
ずっと言われながら育ったんだよね。
親が言うように、昔はそういうふうな「素直な対応」をしていればよかったの。
でも、今の世の中は、それじゃダメなんだよ。
そのことに気が付かないフリをして、隠したまま生活しているんです。
その「自分を許せない」という気持ちは見えないけれど、あなたの心をギュっと縛っているんだよ。
いまの世の中では、もっと強くならないと、生きていけない。
「キツいことを言われたら、ちゃんと言い返す」とか、
「相手にキツいことを言わせないような行動する」とか、
そういうふうな工夫をしないと、ポコボコにいじめられたりするんだよね。
親は、悪気があって、それをあなたに教えたんじゃないの。
「教えたことが、『時代遅れ』なことだった … 」というだけなんだよ。
その「親から言われた『時代遅れ』なこと」でいまだに自分の心をしばっている人がいるの。
そういう状態で世間に出ていくと、
「しばられたままボクシングの試合に出ていくようなもの」なんだよね。
だから、人からキツいことを言われると心がポコボコにされちゃうし、
かといって反撃することもできないし、とっても苦しいの。
ところが「もっと自分を許します」と自分に言っていると、自分の「しばり」がゆるんでくるんだよ。
「しばり」がゆるんでくると、「あ、そうだ、こうやって答えよう!」相手にうまい返し方を思い付いたり、「相手にうるさく言わせないように、先回りしてやっておこう … 」とか、いろんなワザが出せるようになるんだよね。
あとね、「人からイヤなことをされたのに、怒れない人」っているじやない。
そういう人は「私は怒っていませんよっていう「いい人のフリ」をしているけど … 、
「いい人のフリ」をしつつ、腹の中では、ホントは怒っているんだよね(笑)
その「怒り」をじーっと心の底にかくして、怒っていないようなフリをして生活しているんだよな。
「怒り」っていうのは「負のエネルギー」なんだよ。
「負のエネルギー」を感じたときに、ムリに心の中にしばりつけて、外に出さないようにしていると、
自分の中に、少しずつ、少しずつ溜まっていくの。
言ってみれば、水がコップの中に、ぱたん、ぱたん … って、一滴ずつたまっていくように
コップが水でいっぱいになって、コップから水があふれたときに、いきなり「負のエネルギーのかたまり」がドカンーと出てくるの。
「負のエネルギーのかたまり」は、自分を攻撃するか、相手を攻撃するか … のどちらかなんだよ。
人を攻撃するときは、人に対していばったり、意地悪したり、暴力をふるったり … 。
自分を攻撃するときは、ひきこもりになったり、「うつ」になったり … 。
自分の体の細胞も攻撃するから、病気になったりもする。
どちらも、とってもイヤな発散の仕方だよね。
「負のエネルギー」は、「怒り」の他にも、「悲しみ」とか、「悔しさ」とか、「嫉妬」とか …
「お姉ちゃんは頭がいいのにあなたはダメね」と言われたこととか、いろいろな感情があるんだよね。
あと、さっき言ったように「親や教師から言われた『時代おくれ』なこと」も「負のエネルギー」のひとつでもあるの。
この「負のエネルギー」が、「自分を許せない!」っていう思いになって、自分の心をぎゆっとしばりつけている。
この心の中にしばりつけている「負のエネルギー」を上手に発散するには、「もっと自分を許します」って、自分に言ってあげることなの。
この言葉を言っていると、心の底にたまっている「負のエネルギー」が、少しずつ、少しずつ、消えていくんだよ。
それで、「負のエネルギー」がある程度消えていって、心が軽くなったときに、
「そうだ、こうすればいいんだ!」とか、「ああやって言えばいいんだ!」とか、
「負の状態」から脱出する具体的な方法を、ふっと思いついたりするの。
だから、まずは「もっと自分を許します」って、自分に何度も何度も言ってあげることなんです。
そのことで、あなたの心はラクになるし、自分が好きになるし、日々、幸せで満ちてくるようになる。
あなたが幸せになれば、周りの人のことも、もっと幸せにしてあげることができる。
そう、人を助けたければ、まずは「自分助け」が必要なんだよな。
その「自分助け」をするための一番カンタンな『魔法の言葉』が、「もっと自分を許します』っていう言葉なんです。
今回の話は以上です。ありがとうございました。